情報セキュリティというと「難しそう、わからない、自分ではできそうにない・・・。」といったネガティブなイメージが強いようですが、できることはあります。
DoからはじめるPDCAではありませんが、できることからはじめるセキュリティ対策もあります。
知らないから難しそうと思っているだけかもしれません。
セキュリティ対策は、「誰かがやってくれる」とか「自分のところは大丈夫だろう」という理由で、先送りにしてよいことではありません。
明日は我が身とはなかなか思えないものなのでしょうが、ランサムウェアによる攻撃を受けてからでは手遅れです。まずは、現状を知りできることから情報セキュリティ対策をはじめることが重要です。
まずは、病院の医療系システムのランサムウェアによる被害を例を紹介します。
医療システムのランサムウェア被害に学ぶ
実際のランサムウェアによる攻撃で被害を受けた事例の報告書を参考にして、セキュリティ対策について説明します。

他人事ではなく、自分事として考えてみることからはじめてみては。
ランサムウェアによる攻撃といっても高度なものではなく、管理者権限やID・パスワードの管理で防げることも多いようです。

被害にあう前に、いますぐできることはやっておきたいものです。
医療系システムのランサムウェア攻撃の概要

ランサムウェア攻撃で被害を受けた原因と対策

現状を知り、できることからはじめるセキュリティ対策

中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン2025
自社の現状を知ることから情報セキュリティ対策は始まります。
すぐにできることを進めながらのルールづくりになるかと思いますが、まずは、利用者向けの情報セキュリティ対策のガイドラインを作ります。
「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン2025」は、このブログの品質マニュアルと関連規定で想定している、20名規模のモノづくりの会社をイメージしています。
以下の4項目に分けて説明していきます。
目的から管理体制
セキュリティ対策の目的から管理体制までのルールです。

全社共通のルール
守秘義務や貸与品などに関する全社共通のルールとセキュリティに関する基本的なルールです。

仕事中のルール
メールやインターネットの利用やデータの取り扱いなど、仕事をするうえで欠かせない業務のルールです。

テレワークのルール