内部監査の目的を「業務改善に資すること」をしていると、必然的に内部監査員にもとめる能力(力量)で重視することは、
コミュニケーション能力
です。
理由はとてもシンプルです。内部監査では、内部監査員と内部監査対象部署の部署長に質問したり、現場のメンバーにヒアリングしたりするのに、コミュニケーションがとれることが不可欠(前提)だからです。

ここでいうコミュニケーション能力は、いわゆる口がうまいとか説明がうまいという意味合いではありません。
内部監査員には、
聴く:質問:観察=70%:20%:10%
と内部監査の都度説明しますが、聴くためのコミュニケーション能力が重要です。
このため、内部監査員は、主は自らスカウトして育ててきました。
スカウトだけでなく、部署長による推薦もありますが、ここでは、内部監査員を育てるために、どのようなことを行っているかについてまとめていきます。
登場人物紹介
内部監査員育成の登場人物を簡単に紹介します。

内部監査責任者の「はかせ」。社内ではISOの人といわれるtこともありますが、博士(工学)でもあります。

社会人経験は浅いものの知らないことにも前向きに取り組む「レイ」さん。上司から推薦された内部監査候補者。

社会人経験の浅いレイさんと同期の「ソラ」さん。途中から内部監査員教育に参加予定です。
初顔合わせ
まずは、不安を少しでもやわらげるように品質マニュアルの組織図とQMS体系図を使い、組織と内部監査についてざっくり説明します。

ISO9001(QMS)の基礎知識
会社とQMSとの関係やQMSの理解を深める方法について説明します。
- 配布資料はA4で2枚まで、説明30分、質疑応答含め1時間以内が目安です。

内部監査員教育
内容は、Amazon Kindle:「ISO内部監査の取扱説明書」、ブログでは以下のカテゴリの内容です。


リアルに内部監査員の育成をしていますが、様子をみながら進めています。
内部監査の定義、目的と重要ポイント
一言一句覚えなくてもよいと思いますが、「内部監査の定義について教わったな」ぐらいは覚えておいてほしいものです。

内部監査の計画、実施から総括まで
内部監査の計画や総括は内部監査責任者の仕事ですが、内部監査員として内部監査をどの様に実施しているかは知っておきたいものです。

内部監査員のための内部監査計画と心構え
日頃の業務での取り組みに関することも含め、やれることはやったと思い内部監査に臨むための心の準備(心構え)が必要です。
