QMSの品質管理責任者、
(品証部門の責任者)=(ISOの管理責任者)
というケースが多いようですが、
私の様に、管理責任者ではないのに、
- 部署品質目標実施計画の進捗管理
- 内部監査責任者(内部監査の計画・実施、内部監査員の育成)
- マネジメントレビューのインプット資料作成
- 品質情報(クレーム、受入検査の分析とまとめ)作成
- ISO事務局
などをやっている方もいるかもしれません。
はかせ
ISO専任ではなく、全社の不具合対応にはじまり、担当分野の成績書発行や品質監査対応、製造委託している協力会社さんの品質管理など、実は忙しいのではと思うようになりました。
必然的に、管理責任者が何をするか、やるべきことをどのように進めるかを自ら学ぶ機会でもあったので、個人的には楽しみつつ学んだ面もあるのですが・・・。
JISの品質管理責任者にISOの管理責任者について教育する機会がありましたので、管理責任者を育成するために必要なことを整理していきます。
管理責任者をやることに(なってしまった)
やるしかないが何からはじめる?ISO品質管理責任者
JISの品質管理責任者育成のため、QMSについて教育することになりました。教科書はないので、何から教えればよいか、被教育者の力量や性格を見ながら取り組むことにしました。ISOの管理責任者を育てる場合の前提や必要な知識についてまとめています。
分からないから不安になる
まずは安心材料から。何をすればよいか分からないから不安になるので
品質管理責任者の仕事をはじめ、目の前のことを処理する毎日から、やらなければいけないことに気づき、メモを残すことからはじめました。何をすればよいのか分からず、やることも多すぎてこれからやっていけるか不安ならば、安心できる材料を探しませんか。
改めて管理責任者の役割を要求事項と品質マニュアルで再確認
品質管理責任者というと「大変だぁ~」「自分に務まるのか?」とのイメージがあるようです。管理責任者になったり、管理責任者を育てる立場の方には今更かもしれませんが、ISO9001要求事項と品質マニュアルの管理責任者の役割について説明します。
内部監査を活用するために(1人ではできない)
内部監査をうまく使えば会社を変えることもできるのですか?
内部監査とマネジメントレビューを使い社員や会社のレベルを上げ、顧客満足を改善できるようになると考えています。それでも内部監査や審査の結果に落ち込むこともあります。「はかせ」がくじけそうになった時の心の動きなどについてまとめています。
内部監査員を育てないとやりたいことが・・・
必要に迫られ気づいたスカウトからはじめる内部監査員の育成
入社して間もなく「内部監査をやって」といわれ、内部監査同席からはじめ実態を知るほどに、大変だけれどQMSを理解するよい機会と考えることにしました。内部監査で感じた戸惑いや内部監査責任者として必要に迫られ取り組んだ内部監査員教育を説明します。
スカウトからはじめる内部監査員の育成:現状維持と現場観察(把握)
内部監査で社員、チーム、会社を変えるためには、内部監査員の育成や力量向上が不可欠です。私は内部監査責任者となり必要に迫られ、内部監査員を育てるために教育資料を作りはじめました。どの様にして内部監査員を育成していったかについて説明します。
スカウトからはじめる内部監査員の育成:監査員候補者選びと力量
内部監査を活用するためには、内部監査員の育成や力量向上が必要です。実際に監査員を育てはじめると、監査員の力量を知り、力量に応じた教育や訓練が必要になります。内部監査員の候補者選び、力量把握、必要な力量(能力)について説明します。
優先順位の考え方
管理責任者の立場で、重要度と緊急度を意識して考え、行動する
毎日大小様々な仕事をこなしつつ、突発的な事態にも対応するなど、何かと忙しい立場になると、重要度と緊急度は悩ましい問題でもあります。管理責任者ならずとも日々意識しておいた方がよい、重要度と緊急度から何をするか決める優先順位について説明します。
いきづまったら視点を変えてみる。鳥の目、虫の目、魚の目
問題解決や考え事をしていて行きづまったらどうしていますか?私は「行きづまったらリセット、はじめから考える」ことがありますが、これは視点を変えることでもあります。視点を変える手段としての鳥の目、虫の目、魚の目と人の目について説明します。