経営コンサルに必要な経営の知識は何だろうと疑問に思い、社長(経営者)として人の上に立つためにある程度知らなければいけないことを学ぶ必要があると考えました。
中小企業診断士の勉強をすれば必要な知識、自分の実力が分かるのではないかとの自問自答の結果、以下の中小企業診断士の試験用テキストを使って勉強をはじまめした。
個々での勉強は、「自分の知っていることと知らないことを知る」という意味合いです。
「組織・人事」と「財務・会計」については、「自分の知っていることと知らないことを知る」という意味で振り返りとなりました。
ここでは、中小企業診断士の試験範囲と経営に必要な以下の5分野のうち、残っていた「総論~戦略論」、「マーケティング・流通」と「生産・技術」について簡単にまとめています。
総論~戦略論
戦略というと難しそうに思いますが、「社長が何をしたいのか」というのを社長以外の人にも分かるようにすることだと考えています。
例えば、
- 社長の夢を会社として実現するための経営理念
- 社員や会社のありたい姿を具体的にイメージできるビジョン
- ビジョンを実現するために、3年計画や単年度の計画で示す方針と目標
こうして言葉にしてみると、QMSと共通する部分が多いと再認識しました。
マーケティング・流通
マーケティングと流通は、具体的に何をするのかを考えていくと分かりやすいと考えています。
モノづくりであれば、商品が売れる仕組みづくりになります。
例えば、売れるまでには、
- お客様が商品を知っているからはじまり、
- 興味を持つ、使ってみたいと思う、欲しいと思うまできて、
- 購入してみようかと考え、
- 購入する。
といった、お客様の心の動きがあり、行動になっていきます。
まずは、自社の商品を知ってもらう(認知)が重要です。
今の時代は、マーケティングのツールとしてSNSもありますし、行動してみることが重要だと考えています。
SNSの拡散力や今でもTVに出ると爆発的に売れる場合があります。
認知された商品がお客様の手元に届くよう流通(商流)を準備・維持することも必要になりますが、マーケティング、流通や生産とのバランスを取ることが必要になります。
言葉にすれば簡単そうですが、実際には試行錯誤や思わぬ社内外の変化もあったりと、ある程度の規模の経済に達するまでは、臨機応変に対応できるようにしていくのがよさそうです。
生産・技術
生産・技術、これは、QMSそのものです。
中小企業診断士の試験対策であれば、受験勉強が必要になるのかもしれませんが、モノづくりや品質管理をやっているのであれば、特別なことではないと考えています。
あえて付け加えるならば、総論で説明したことを全社員で会社としてバランスを取りながら実現していくことが重要だと考えています。
20名規模のモノづくりの会社であれば、様々な業務を兼務している場合もあるでしょうし、思わぬところからマーケティングや営業的な成果を得られることもあります。
社長のリーダーシップのもと、会社全体として同じ方向を向いて進めるようになると、会社全体のPDCAを回すスピードが上がり、社員や会社の成長につながると考えています。
まとめ
経営コンサルに必要な経営の知識は何だろうと疑問に思い、社長(経営者)として人の上に立つためにある程度知らなければいけないことを学ぶ必要があると考えました。
中小企業診断士の勉強をすれば必要な知識、自分の実力が分かるのではないかと思い中小企業診断士の試験用テキストを使って勉強をはじまめした。
「組織・人事」と「財務・会計」については、「自分の知っていることと知らないことを知る」という意味で振り返りとなりました。
ここでは、中小企業診断士の試験範囲と経営に必要な以下の5分野のうち、残っていた「総論~戦略論」、「マーケティング・流通」と「生産・技術」について、以下の項目で説明しました。
- 総論~戦略論
- マーケティング・流通
- 生産・技術