実際の開発プロジェクト例として、
- 異業種での製品開発となったトリニティの原価マスク
- 第5世代のステルス戦闘機F-22誕生
についてまとめています。
プロジェクトは物語としてみても興味深いものがあります。
異業種からの挑戦「トリニティ製原価マスク」
プロジェクト・マネジメントの1例として、トリニティというスマホのアクセサリ・メーカーが、「原価マスク」を製造・販売した事例をまとめています。
トリニティの原価マスク製造・販売とプロジェクト・マネジメント
花粉症の季節はマスクをしています。2020年の春は新型コロナによりいつものマスクが手に入らず手持ちも減る中、幸いトリニティの原価マスクを入手できて一安心。トリニティの原価マスク製造・販売をプロジェクト・マネジメントの視点からまとめました。
第5世代戦闘機F-22ラプター開発の物語
米国空軍のステルス戦闘機開発は、1981年のATF(Advanced Tactical Fighter、先進戦術戦闘機)プログラムから始まりました。F-22ラプターが生まれるまでをLockheed Martin社の記事を主にまとめています。開発プロジェクトの読み物としても興味深いです。
F-22ラプター:戦域での航空支配という新しい戦い方を実現
F-22ラプターは、ロッキード・マーチン社とボーイング社が共同開発した第5世代のステルス戦闘機です。F-35と比べるとカタログ・スペックでは表せない、使用技術やステルス機としての性能そのものがF-22の方が優れていると考えています。
第1話:ATF(先進戦術戦闘機)プログラムから生まれたF-22
F-22ラプターの始まりは1981年のATF(Advanced Tactical Fighter)プログラムからです。F-22開発は物語の様でもあり、ATFの始まりから、F-16登場による中断、様々な次世代戦闘機の設計コンセプトと実現技術の...
第2話:ATFの研究で明らかになった4つの性能要件と操縦性の統合
F-22ラプターの始まりは1981年のATF(Advanced Tactical Fighter)プログラムからです。ATF研究により明らかになった4つの性能要件「ステルス、スピード、機動性、STOL/STOVL/VTR」と操縦性について説...
第3話:ロッキード社、ボーイング社、ゼネラル・ダイナミクス社の設計コンセプト
F-22ラプターの始まりは1981年のATF(Advanced Tactical Fighter)プログラムからです。ステルス性の要求とRFIに基づくロッキード社、ボーイング社、ゼネラル・ダイナミクス社の設計コンセプトについて説明しました。
第4話:要求の大きな変更:ステルス性の重視と試作機の追加
F-22ラプターの始まりは1981年のATF(Advanced Tactical Fighter)プログラムからです。提案期限直前にステルス性の重要性が重視され試作機が追加されることになりました。提案内容変更への対応について説明します。
第5話:ATFコンセプト案の勝者ロッキード社による開発と残った課題
1981年のATFプログラムから始まったF-22ラプター。最初の提案期限直前のステルス性重視と試作機の追加、コンペの勝者ロッキード社が中心となり何とか要求を盛り込んでいった設計と、最後まで残った課題「重量」についてまとめています。
第6話:重量問題の妥協案不採用により根本的な設計変更を選ぶ
1981年のATFプログラムから始まったF-22ラプター。コンセプトが決まり詳細設計が進みましたが重量オーバーとコスト超過が残り、提案した妥協案も不採用となりました。根本的な設計変更と開発に使われたCAEツールなどについてまとめています。
第7話:プロトタイプYF-22とYF-23の選定結果
1981年から正式に始まったF-22ラプターのATF(Advanced Tactical Fighter:先進戦術戦闘機)プログラムの物語も最終話となり、YF-22とYF-23の選定結果になります。F-22やF-35などの第5世代戦闘機はス...