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Kindle出版:はじめてのISO管理責任者と内部監査責任者

お知らせと振り返り

2024年8月、ISO管理責任者と内部監査責任者の仕事についてのKindle本を出版しました。

Amazonへ:「はじめてのISO管理責任者、内部監査責任者

はかせ
はかせ

Kindleペーパーバック(紙の書籍)の進捗状況:

9月2日(月)予定が早まり、9月1日(日)AMに校正刷りを受け取り、同日販売開始しました。

試行錯誤で何とかしてきたからかこそ、候補者を育てるために何か必要だと思いつくりはじめたのが、「はじめてのISO管理責任者、内部監査責任者」です。

次のような方の参考になれば幸いです。

  • はじめてISO管理責任者や内部監査責任者を担当する方
  • 責任者の仕事について自ら学んでみたい
  • 後継者を育てる立場になった方

ここでは、「はじめてのISO管理責任者、内部監査責任者」のAmazonの紹介文よりも詳しい目次を紹介します。

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試行錯誤で何とかしてきたから必要になりました

はじめてのISO審査で内部監査責任者となり、内部監査にマネジメントレビュー、品質マニュアルやISO規定類の見直しなど、振り返ればQMSの再構築をしてきたことになります。

そろそろ自分の仕事を次の世代に伝える時が来たことに気づいたものの、個人の知識や経験を別にしても、伝えることが思っていた以上に大変なことが分かりました。

QMSの再構築は、実態を知り必要に迫られ、できることからはじめて、試行錯誤しつつ何とかしてきた結果です。計画的に進めたわけではないため再現性はありません。

そこで、ISO管理責任者や内部監査責任者の仕事を整理して、ISO管理責任者や内部監査責任者の候補者を育てるための資料を作りはじめました。

はじめてみると、思っていた以上に難しく、はじめては中断そしてリセットを繰り返し、ようやく形になりました。

本書が、はじめてISO管理責任者や内部監査責任者を担当する方だけでなく、責任者の仕事について自ら学んでみたい、あるいは、後継者を育てる立場になった方の参考になれば幸いです。

目次:「はじめてのISO管理責任者、内部監査責任者」

目次は以下の通りです。

Amazonの紹介文にも目次はありますが、もう1段階詳しい目次です。

第1章 はじめての管理責任者

1.1 何からはじめれば

1.1.1 ISO管理責任者教育をはじめる前に
1.1.2 候補者ならできるといいなと必要な知識

1.2 まずは安心材料から。分からないから不安になるので

1.2.1 まずは、QMSの実力(実態)を知る
1.2.2 自社のQMSの知識学ぶ
1.2.3 内部監査とマネジメントレビュー

1.3 改めて管理責任者の役割について

1.3.1 ISO9001:2015で要求される管理責任者
1.3.2 品質マニュアルに定めた管理責任者
1.3.3 ISOの品質管理責任者と品質部門の長との違い

1.4 内部監査をうまく使えば会社を変えることもできるはず

1.4.1 よくなりつつあったのに戻ってしまう理由
1.4.2 よくなりつつあったことが戻る時
1.4.3 当事者意識がなくなってくると
1.4.4 管理責任者としてどうするか
1.4.5 結局、内部監査で社員や会社を変えられるのか?

1.5 必要に迫られ気づいたスカウトからはじめる内部監査員の育成

1.5.1 内部監査の実態を知る中での戸惑い
1.5.2 内部監査責任者として2年目以降の取り組み
1.5.3 内部監査員教育をスカウトからはじめる理由

1.6 内部監査員育成をはじめる前に

1.6.1 まずは現状維持と現場の観察(把握)
1.6.2 内部監査員候補者選びと力量

第2章 管理責任者の心得

2.1 行き詰まったらリセット

2.2 積み重ねと手抜きを可視化「1.01と0.99の法則」

2.2.1 「1.01の法則」と「0.99の法則」を数値で比べると
2.2.2 少しだけ続けると少しだけ手を抜くことの差

2.3 「積極的にあきらめる」という考え方

2.4 重要度と緊急度を意識して考え、行動する

2.4.1 重要度と緊急度とは
2.4.2 重要度と緊急度で決める優先順位

2.5 いきづまったら視点を変える鳥の目、虫の目、魚の目

2.5.1 鳥の目、虫の目、魚の目とは
2.5.2 人の目とは

2.6 自分の言葉で説明したいISOの基礎知識

2.6.1 QMS(品質マネジメントシステム)とは
2.6.2 会社のルールと品質マニュアル
2.6.3 QMSと品質マニュアル
2.6.4 個人目標と品質目標
2.6.5 品質目標と教育・訓練の役割

2.7 ISO9001:2015版の変更点とポイント

2.7.1 [5 リーダーシップ]
2.7.2 [6 計画]
2.7.3 [7 支援]
2.7.4 [8 運用]
2.7.5 [9 パフォーマンス評価]
2.7.6 [10 改善(業務の改善)]

2.8 ブログ運営を例に1日2時間を続ける時間管理

2.8.1 1日2時間を1週間で考えてみると
2.8.2 14時間を1週間に割り当てるスケジュール
2.8.3 ブログ収益化のコツは、続けること

2.9 マルチタスクをマネジメントする方法

2.9.1 仕事の基本はマルチタスク
2.9.2 マルチタスクで仕事をこなすために必要なこと
2.9.3 マルチタスクな仕事の目標:新しいブログを2つ作る

2.10 評価と自己評価

第3章 JISQ19001 MS監査のための指針を内部監査のヒントに

3.1 「JISQ19011 MS監査のための指針」とは

3.2 適用範囲(適用する業務内容と対象者)

3.3 「JISQ19011:2019 MS監査のための指針」の構成

3.3.1 [4 監査の原則]
3.3.2 [5 監査プログラムのマネジメント(内部監査の計画)]
3.3.3 [6 監査の実施(内部監査の実施)]
3.3.4 [7 監査員の力量及び評価]
3.3.5 [附属書A 追加の手引]

3.4 QMSの7原則とはだいぶ違う監査の原則

3.4.1 監査の原則とは
3.4.2 品質マネジメントの7原則とは
3.4.3 監査の原則をまとめてみると
3.4.4 品質マネジメントの7原則と監査の原則

第4章 内部監査の中期計画

4.1 監査プログラムのマネジメントと監査の実施との関係

4.1.1 監査プログラム・マネジメントのためのプロセス
4.1.2 内部監査の運営と内部監査の実施のプロセスフロー

4.2 内部監査の中期計画と目的

4.2.1 内部監査の中期計画とは
4.2.2 中期内部監査計画の目的

4.3 内部監査の中期計画におけるリスク

4.3.1 計画作成
4.3.2 資源
4.3.3 監査チーム(監査メンバー)
4.3.4 コミュニケーション
4.3.5 内部監査の実施
4.3.6 文書化した情報の管理(記録や文書の取り扱い)
4.3.7 監査計画の監視、レビュー及び改善(振り返り)
4.3.8 監査対象部署の参加者と協力、サンプリングする証拠

4.4 内部監査の中期計画における機会

4.4.1 1回の訪問で複数の監査
4.4.2 現地への移動時間は最小限に
4.4.3 内部監査チームの力量と監査目的達成に必要な力量
4.4.4 主要メンバーが参加可能な内部監査日

4.5 中期内部監査計画を作る前の考慮事項

4.5.1 中期内部監査の適用範囲
4.5.2 内部監査で実施することの統合
4.5.3 内部監査に関連するプロセスの確立
4.5.4 中期内部監査計画に必要な力量
4.5.5 中期内部監査計画の範囲を具体化
4.5.6 中期内部監査計画の資源を決定

4.6 中期内部監査計画の作成と実施

4.6.1 中期内部監査計画実施に当たり必要な調整
4.6.2 中期内部監査計画と定期内部監査計画の整合
4.6.3 内部監査方法の選択と決定
4.6.4 内部監査チームメンバーの選定
4.6.5 内部監査リーダーへの責任の割当て
4.6.6 内部監査結果のマネジメント
4.6.7 内部監査の記録の管理
4.6.8 中期内部監査計画の継続的改善

第5章 定期内部監査

5.1 定期内部監査の事前準備

5.1.1 内部監査開始前の確認事項
5.1.2 内部監査対象部署とのコミュニケーション(連絡手段)
5.1.3 内部監査実施に関する懸念事項の明確化
5.1.4 内部監査の事前準備
5.1.5 定期内部監査計画作成とリスクに基づくアプローチ

5.2 定期内部監査計画の作成

5.2.1 内部監査員への作業の割当て
5.2.2 内部監査チェックリスト等の準備
5.2.3 記録の有無を確認するレベルの内部監査

5.3 定期内部監査の実施:初回会議から最終会議

5.3.1 内部監査の案内役やオブザーバーへの対応
5.3.2 初回会議の実施
5.3.3 内部監査中のコミュニケーション
5.3.4 内部監査に必要な情報の入手可能性と入手経路
5.3.5 内部監査中の文書化した情報のレビュー
5.3.6 内部監査の情報の収集及び検証
5.3.7 内部監査所見の作成
5.3.8 内部監査の結論:最終会議の準備
5.3.9 最終会議の実施

5.4 内部監査報告書とフォローアップ

5.4.1 内部監査 報告書の作成
5.4.2 内部監査報告書の配布
5.4.3 定期内部監査の完了
5.4.4 内部監査のフォローアップ

5.5 内部監査員(メンバー、リーダー)の力量

5.5.1 内部監査員の力量
5.5.2 内部監査員に必要な知識と力量
5.5.3 内部監査員として必要な力量の獲得
5.5.4 内部監査リーダーとして必要な力量の獲得

5.6 内部監査員(メンバー、リーダー)の力量評価基準

5.6.1 内部監査の定量的、定性的な評価基準
5.6.2 内部監査員の段階的な力量評価
5.6.3 内部監査員としての基礎知識の評価基準
5.6.4 内部監査員のOJTの評価
5.6.5 内部監査リーダーになるための評価

5.7 内部監査員の力量評価と維持・向上

5.7.1 内部監査員の評価方法の選択
5.7.2 内部監査員の評価の実施
5.7.3 内部監査員の力量の維持及び向上

第6章 内部監査改善のヒント

6.1 内部監査の方法:対面とリモート

6.1.1 内部監査方法の決め方
6.1.2 対面での内部監査
6.1.3 文書による内部監査のポイント

6.2 内部監査員の力量向上

6.2.1 プロセスを意識する
6.2.2 内部監査員としての専門的な判断
6.2.3 QMSの結果としてのパフォーマンス
6.2.4 情報の検証

6.3 内部監査のサンプリング

6.3.1 内部監査におけるサンプリング
6.3.2 内部監査のサンプリングの目的とリスク
6.3.3 判断に基づくサンプリング
6.3.4 統計的サンプリング

6.4 会社全体に関すること

6.4.1 法令・規制要求事項の順守
6.4.2 内部監査対象部署の状況
6.4.3 リーダーシップとコミットメント
6.4.4 リスクと機会
6.4.5 ライフサイクルとサプライチェーン

6.5 事前準備とインタビュー

6.5.1 内部監査の事前準備とインタビュー
6.5.2 内部監査における情報源
6.5.3 内部監査における現場確認の注意点
6.5.4 リモート内部監査の考慮事項
6.5.5 インタビューの実施

6.6 内部監査所見と記録

6.6.1 内部監査の所見内容
6.6.2 内部監査における適合の記録
6.6.3 内部監査における不適合の記録
6.6.4 複数の基準に関係する所見への対応

6.7 内部監査の実施時期と計画作成

6.7.1 内部監査責任者になった頃の状況
6.7.2 内部監査スケジュールの作り方
6.7.3 毎年の内部監査が回り出してくると
6.7.4 内部監査実施時期の平準化

6.8 内部監査計画とリスケジュール

6.8.1 内部監査計画のスケジュール作成
6.8.2 内部監査計画発信後のリスケジュール

6.9 はじめての内部監査で不安な内部監査リーダーへ

6.9.1 内部監査リーダーに指名する前にすること
6.9.2 はじめての内部監査リーダーへ
6.9.3 エピソード:あたってくだけろタイプの内部監査リーダー

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出版できてホッとしつつもこれからのこと

「はじめてのISO管理責任者、内部監査責任者」は、このブログでの投稿記事の作成やKindle本にまとめるために再構成するのにも、思っていた以上に時間がかかりました。

理由は、自分が試行錯誤でやってきたことを、知識も経験も違う次の世代のISO管理責任者や内部監査責任者の候補者に伝えるという目的があったからです。

入社してはじめてのISO審査で「私が内部監査責任者です。」と宣言してから、内部監査、マネジメントレビュー、ISO9001の2015版対応を機に品質マニュアルの改訂、すべてのISO関連規定の改訂を内部監査を利用しながら進めてきました。

一通り形ができた(QMSを再構築できた)ので、今やっている業務を教えればよいのですが、知識や経験に加え、世代も違うので、なかなか思う様には進まないなと感じています。

時間的な制約はありますが、コツコツと伝えていきたいと考えています。

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