QMSが回ってくると、あるいは、PDCAを回せるようになってくるということは、そろそろ自社のQMSを次のステージに進める準備が整ってきたとも考えられます。
別の言葉で言い換えて見ると、
- 内部監査の結果から改善している部署ではマンネリ化し始めているようだ。
- 自社、あるいは、自部署が原因で発生する不適合や不具合に対し、同じミスは繰り返さないようになってきた。
- 品質マニュアルや関連規定類の見直しも一通りできているが、今後どのように自部署や会社全体の業務を回していくのか分かれば、それに合わせて運用を改善し規定類に反映していきたい。
などなど。
これまでも、QMS改善のヒントとして、ISO9100やJAXAの航空中のモノづくりについて、私自信も学び、このブログで取り上げてきましたが、少し大げさな感じもします。
そこで、QMS改善のヒントについて思うところをこのカテゴリにまとめていきたいと考えています。
似ているけれど違う意味、フィードバックとフォローアップ
似ているけれど違う意味、フィードバックとフォローアップ
「フィードバック」と「フォローアップ」は同じ意味で使っていることもあり、言葉の意味を意識して使い分けまではしていないイメージがあります。言葉の意味(定義)ではなく、私の考える「フィードバック」と「フォローアップ」の違いについて説明します。
変更管理も4Mから次のステージへ
QMSの改善:4M変更管理から5M1Eや6Mへ
モノづくりでは何らかの変化が原因となり不具合に至る場合が多いため、変更点管理は品質管理管理は重要です。変化点管理の方法の1つが4M(ヒト、モノ、設備、方法)です。他に4Mに検査と環境を追加した5M1Eと、4Mに検査とマネジメントを加えた6Mを説明します。
JAXAに学ぶ航空宇宙のQMS
m-SHELLモデルの考え方はヒューマンエラー対策のヒントにもなります。
JAXAに学ぶヒューマンエラー:エラーの背景を含め考えるm-SHELモデル
モノづくりや品質管理で避けて通ることができないのがヒューマンエラーです。対策の考え方のヒントとして、JAXAの「ヒューマンファクタ分析ハンドブック」を参考に、ヒューマンエラーが発生した背景を含めて考えるm-SHELモデルについて説明します。
ヒューマンエラーの要因、防止、分析、対策は、以下のカテゴリをご参照ください。
JAXAに学ぶ航空宇宙のモノづくり
日本の航空・宇宙のモノづくりといえば、JAXAではないでしょうか? JAXAのWebサイトで公開されている「JAXA共通技術文書」の中で、ISO9100のモノづくりにつ関連する品質標準やヒューマンエラーなど興味をもった文書を読んでいます。新...