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2023年が始まりました。今年の目標をどうやって決めましたか?

DoCAP(PDCA)

2023年1月4日、仕事始めの職場が多いと思います。

はかせ
はかせ

本年もよろしくお願いいたします。

私は、個人目標を1月始まりの12月末までの期間で設定するようにしています。

先月(先週)、2022年の目標の達成具合を振り返ってみましたが、次の様な結果でした。

  • 目標達成したのは、目標を立てなくても当然すべきこと(やって当たり前)でした。
  • 評価しようとしても、何をどの様に評価すればよいか分からない目標もありました。

にもかかわらず、2023年の目標もあまり変わり映えしていないなと。

そこで、1月4日が仕事始めでも、3日行けば3連休、今年の目標を設定する最後のチャンスだと考え、目標設定について思うところをまとめています。

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なぜ目標を達成できないのか

なぜ目標を達成できないのか、いわゆる計画倒れとなり結果的に何もしなかったというケースもありますが、目標に具体性が無い、何をもって目標を達成したかがあいまいで目標達成度が分からないという場合もあります。

このブログのタイトル「ビジョンで回す品質マネジメント」の意味合いは、ISO9000シリーズの品質マネジメントシステムを利用して、会社のビジョンを達成するために、具体的な年度目標を立て、PDCAを小さく速く回すことで、継続的に改善していくという考え方にあります。

この考え方は、個人の目標についても適用できますので、少し掘り下げてみます。

目標を達成しているかどうかは、次のことが具体的になっていないと分かりません。

  • 目的(何のために、その目標を達成するのか)
  • 目標(具体的に何をすればよいのか)
  • 手段(目標を達成するために何をする、何を使うのか)
  • 評価(目標の進捗や達成状況を何を持って判断するのかという評価基準)

目的、目標、手段、評価が具体的であることが、目標を達成し目的を達成するためには当たり前のことなのですが、意外にできていないことに気づきました。

はかせ
はかせ

何となく目的のイメージはあるものの、目的達成のために何をしていくか(具体的な目標)があいまい。

目標に具体性が乏しいので、手段も評価方法もあいまいなまま。

結果、何となく目標達成のために何かをしているが、振り返ってみると結果(実績)が見当たらないようです。

「なぜできないのか」の理由を考え始めると、言い訳探しになりそうなので、目標を立てる理由について考えてみます。

目標を立てる理由:なぜ目標を立てるのか?

2022年は、リスキリング(私はこれから生きていくための学び直しのことと考えています)について考えてみた一例を紹介します。

ここでは、ISOコンサルのようなサービスの新規事業を始めるとしたらと仮定して考え始め思いついたことを列挙します。

  • これから生きていくための収入を得るため、リスキリングが必要だ。
  • 収入を得るなら何か資格を取るのがよさそうだ。
  • 中小企業診断士という国家資格は、コンサルをするのに使えるらしい。
  • 中小企業診断士の取得について調べてみると、確かに合格率が厳しいので資格としては使えそう(ネームバリュー)がありそうだ。
  • 中小企業診断士の試験内容は、コンサルをしたり、自分で経営したりするのに役に立つ内容ではある。
  • 資格取得にそれなりに時間も費用もかかる(投資と考えるか)。

このあたりで、一気に資格取得の勉強を始めるかという方向に行ってしまうと、中小企業診断士の資格を取ることが目標や目的になってしまいます。

そこで、少し冷静に(客観的に)考えてみます。

  • 自分ならどうするのかお客様の立場で自問してみると、中小企業診断士だからといって、仕事を取れる(コンサルの依頼を受けることができる)わけではない。
  • ISOコンサルになったとして、お客様が期待するのは、会社の業績が上がったり成長することだろうから、中小企業診断士という肩書よりも役に立つかどうかを知りたいはずだ。(ISO9000の導入支援をした時の経験から判断)
  • 中小企業診断士の資格を取るのもいいと思った理由は、「ISOコンサルとして必要な知識、経営に必要な基礎知識を学べる」ということ。

この辺まで考えが進んでくると、今やらなければならないのは、次の2点になります。

  • 経営に必要な知識を学ぶ手段として中小企業診断士の勉強は1つの手になる。
  • ISOコンサルの事業を行うためには、まずは、コンサルの仕事を受けること、コンサルとして知ってもらい選ばれることが必要。

といったように、だいぶ具体的になってきました。

個人目標といえど、目標設定のためには、目的、目標、手段、評価を具体的にイメージできるようになるまで自分の頭で考えることが必要です。

はかせ
はかせ

といったように、当たり前の結論になってしまったのでした。

目標を立てる時期:非連続な生活となる年末年始

目標を立てて行動することにより、現状を変えることができます。

言い方を変えると、マンネリ化した現状を変えるために、目標を立てて行動することを1年続けてみると、1年後には何かが変わっていることに気づいたり、場合によっては何も変わらなかったことが分かります。

変わっていなかった場合を含めこの違いに気づくことが重要です。

しかし、何となく今まで通りに行動していると、周囲の環境が変わってきていても変化に気づきにくくなります。

また、マンネリ化した行動を続けることに安心感のようなものを感じてしまうと、変化そのものを避けるようになり、やがて、マンネリ化していることにさえ気づかなくなります。こうなると少々やっかいです。

最近の長期休暇は、ゴールデンウィークやシルバーウィークの方が長く、夏休み(お盆休み)や年末年始休暇は短くなっているように思います。

その中でも、年末年始休暇は、1年の中でもこの時にやる行事?があり、普段と違う生活をするので、マンネリ化した生活を変えてみるよいチャンスとなると考えています。

ISOのいいところを説明するときに、次のことをよく話します。

  • 部署で品質目標を立てれば、1年で1つ目標を達成することができます。
  • これは、部署の業務改善を1年に1つできることでもあります。
  • 期初の計画、四半期ごとの進捗確認、内部監査による客観的な確認、期末の評価を、自部署の品質目標達成の機会と考えれば、ISOのために何かをするということではなくなります。

自部署の目標を立てて、部署のレベルを向上させていくことは、マネジメントの役割ではありますが、教えられらないとできないのもマネジメントです。

ISOの認証取得をビジネスの入札条件のためだけに使うのではなく、自部署がよくなり、会社の業績向上にもつながるマネジメントの仕組み(ツール)として使っていきたいものです。

ISO9000の品質マネジメントシステムの考え方は、プロジェクトや個人でも使えますし、よくできた考え方です。

PDCAもDoから小さく速く回すことで、変化の速い時代にも使えますので、小さな目標から目標の立て方の練習だと思い、使ってみることが重要だと考えています。

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まとめ

2023年が始まりました。

1月4日が仕事始めでも、3日行けば3連休、今年の目標を設定する最後のチャンスだと考え、2023年の個人目標設定について思うところを以下の項目でまとめました。

  • なぜ目標を達成できないのか
  • 目標を立てる理由:なぜ目標を立てるのか?
  • 目標を立てる時期:非連続な生活となる年末年始
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はかせ

サイト管理人で記事も書いているモノづくり会社の品証の人
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