プロジェクトやプロジェクト・マネジメントというと、何か特別な、とても難しそうなイメージをもつ方が多いようです。
そもそも、プロジェクトとは、複数の人が協力して仕事をすることと考えれば、小さいプロジェクトは意外に多いことに気づきます。
プロジェクトやプロマネの書籍は、丁寧に書かれてはいるのですが、難しかったり、イメージしにくい場合が多いのですが、「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」(佐藤知一 著 技術評論社)は、プロジェクト・マネジメントについて楽しみながら読めたので紹介します。
「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」について
コロナ禍は、世界はつながっていることを体験することにもなりましたが、日本国内のプロジェクトも多かれ少なかれ日本以外の国々との関係があるものです。
「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」には、ひとまず英語力については棚に上げて、プロジェクトがどの様に進んでいくのか、プロジェクト・マネジメントやプロジェクト・マネージャーの役割について、物語風に書かれています。
「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」
佐藤知一 著 技術評論社
目次の一部を引用すると、「プロローグ」には、次の様なサブ・タイトルが並びます。
プロローグ
英語ができればいいわけではない
「技術の問題を乗り越えればうまくいく」という誤解
「グローバル人材に任せればうまくいく」という幻想
計画も契約もない
日本企業が海外型プロジェクトに取り組むときの3つの問題点
知識や技法だけでは十分ではない
チャレンジの成功確率を上げる態度・習慣を身につけよう
引用:「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」の目次より
プロマネの本は目次を見るだけで終わる場合が多いのですが、「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」は、目次を見て読んでみようと思いました。
章立ては次の様になっています。
Chapter 1 プロジェクトを進める前に 知っておきたいこと
Chapter 2 計画を立てる
Chapter 3 組織と予算をつくる
Chapter 4 進捗をはかり、 コミュニケーションをする
Chapter 5 リスクを読み、 問題を解決する。
引用:「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」の目次より
私は、自分の経験を思い出したり、今やっていることを想定したりして、読み進めました。
そして、「エピローグ」では、次の様なサブ・タイトルが並びます。
エピローグ
「つらいときに人が助けてくれる」のが人間にとって一番大切な能力
スペクトラム社の妙な行動の理由
失敗を通して学んでいく
「自分が命令できない人を動かす」ことが良きリーダーシップ
遠いビジョンをつくって目指すことが大事
引用:「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」の目次より
私は新製品開発やその他のプロジェクトの経験がありますが、振り返ってみると、大変なこともありましたが、それ以上に嬉しい経験もありました。
「プロマネは大変そう」と敬遠するのではなく、知らないが故の不安かもしれませんので、「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」を手に取ってみてはいかがでしょうか?
感想
プロジェクト・マネジメントというと、何か特別なことで、とても難しそうなイメージをもつ方が多いようです。
「プロジェクトとは、複数の人が協力して仕事をすること」と考えてみると、プロジェクトは意外に身近にあることに気づきます。
私は新製品開発やその他のプロジェクトの経験がありますが、振り返ってみると、大変なこともありましたが、それ以上に嬉しい経験もありました。
「プロマネは大変そう」と敬遠するのではなく、知らないが故の不安かもしれませんので、「世界を動かすプロジェクトマネジメントの教科書」(佐藤知一 著 技術評論社)を手に取ってみてはいかがでしょうか?