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繰り返されるSNSへの不適切な投稿について思う

博士のつぶやき

この記事は、2019年2月に書いたものですが、今でもSNSへの不適切な行動に関するニュースは少なくないようです。

はかせ
はかせ

リアルな発言でも不適切な発言がニュース等で取り上げられていますが、発言の一部、あるいは、会話の一部だけ紹介されるので、事実については、文章をベースに判断することが多いです。

不適切な行動も様々で、次の様な一言で言えば常識外れだったり、安全にかかわることでもSNSのために?実行してしまう。

  • 飲食店で非衛生的な行動を取りSNSに投稿
  • 線路内で撮影し投稿 などなど

私の感覚では「絶対にしてはならないこと」を思いつき、実際に写真や動画を作りSNS(インターネット)に投稿してしまう。

こうなってくると、会社のイメージやマネジメントの問題だけではありません。個人のプライバシーへの影響もあります。インターネットの情報は、公開したら完全消去は現実的に不可能だということを知らないのでしょうか。

「何でそんなことをするのか?」と嘆いていても、何も変わりません。様々な教育をしているのでしょうが、結果として不適切な行動をしてしまうことから、セキュリティ教育というよりは、社会人としての躾(しつけ)やモラルに関するような内容がポイントなのかもしれません。

会社であれば組織として、不適切な投稿をする社員がいることを素直に受け止め、どうなるか考えてみる。そしてどうすればよいのか、大切な人やモノを守れるのか考えてみる、話し合ってみる必要がある時代なのだと思います。

情報システムの開発や運用をした経験から必要以上に心配性になっているかもしれませんが、SNSへの不適切な投稿についての私のつぶやき(考え)です。

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マネジメントとして如何に対応するか

私は、会社のビジョンが明確で、社員自身が自分は何をすべきかが分かっていれば、上述の不適切な行動による不祥事は起きないと考えています。不適切な行動をすること自体、顧客満足を高める側面もある会社のビジョンに適ったものではないとはおもいませんか?

では、具体的にどうするのか?少しだけ想像してみます。

何々をしてはいけないと、禁止を増やせばルールが増え続けます。同時に、ルールになければよいのだと抜け道を利用する者が出てきても不思議ではありません。その結果さらにルールが増えます。

ルールに適っているかどうかは、それこそルールを調べないと分からないといった本末転倒な状況、それこそ「何のためにこんな事をしているのか」と自問自答して去って行く見込みのある社員。

残された社員の負荷は増え、いわゆるいい人から消耗が始まり、現場のレベルは現状維持が精一杯、当然業績も落ちてきます。売上や利益が落ちてくる頃には負のスパイラルが回り出していて、それを止めるためには大きな労力(エネルギー)が必要となっています。

経営者としては、こうなる前に異変、これまでと違う変化、兆候に気づく手段が必要だと考えています。異変や兆候は、現場にあります。現場に行けば見ることが、聴くことができることです。

例えば、数学は、同じ数字でも違う理由を説明できます。例えば、社長が聴きたい内容になるように数学を使うことは難しくはありません。それを見抜いて、必要な情報を得るのでなければ、報告の意味がないとさえ言えます。

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不適切投稿は個人のプライバシーにも大きなダメージ

不適切な行動をSNSに投稿してしまう人は、個人(私人)としてのセキュリティティにも悪影響があることを知らないのではないでしょうか。投稿の結果、投稿した後にどうなるかについて考えたこともないようなイメージです。

これくらいなら大丈夫だと思っているようなのですが、なぜ大丈夫かは私には残念ながら理解できていません。インターネット(SNS)への投稿(公開)が簡単にできる時代になりましたが、便利さの反面、インターネットで公開された情報を消すことは事実上不可能だというリスクを意識していないようです。

例えば、元記事を消そうがコピーは残ります。誰かがコピーしていたとしても、それを完全に追う、探すことはできないからです。

自分は大丈夫、今回は大丈夫と根拠のない自信(本人は大丈夫と信じているのでしょうが)、私にはそうしてしまう理由や考え方を許容する(受け入れる)ことは、怖くて(リスクが高過ぎて)できないのですが・・・。

まとめ

冗長な文章となってしまいましたが、不適切な行動をSNSに投稿してしまった不祥事を知るたびに、マネジメントのポイントはビジョンだという考えはあながち間違っていないとの思いに至ります。

そして、個人のプライバシーにも大きく影響のあることに気付いていない社員のセキュリティ教育について考えてみるのですが、他人事ながら「大変だなぁ」と思うだけで具体策は浮かばず、品質マネジメントの5Sのように地道な教育を繰り返しするしかないと考えています。

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