ISO9000の品質マネジメントシステムのPDCAとは、
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(確認)
- Action(改善)
のことです。
PDCAを回すことに慣れていないとか、今度こそ頑張ろうと思っているような場合には、PDCAのPではなくて、まずやってみる。
Doからはじめて小さく速く回すPDCAがおすすめです。
最近、以前からあったのかもしれないのですが、PDCAに調査(Survey)のSを加えたSPDCAというものを知りました。
介護などの分野で使われているようです。
ここでは、PDCAに調査(Survey)のSを加えたSPDCAについて説明します。
PDCAとは
まずはPDCAのおさらいから。
PDCAとは、
- Plan(計画):計画を立てる。
- Do(実行):計画を実行する、行動する。
- Check(確認):計画通り進んでいるか確認する。
- Action(改善):計画通り進んでいない、うまくできていないなら改善。必要なら目標を見直す、計画を見直す。
のことです。
私は、PDCAを回せるようになるまでは、
- PDCAは小さく速いPDCAを回す。
- PではなくDoからはじめる。
ことで、PDCAを回すことに慣れることが重要だと考えています。
PDCAを回すための目的ともなるビジョンや、Doから回すPDCAについての詳細は、以下の記事をご参照ください。
SPDCAとは
SPDCAとは、PDCAに調査(Survey)のSを加えたPDCAのことで、次の通りです。
- S:Survey(調査)
- P:Plan(計画)
- D:Do(実行)
- C:Check(確認)
- A:Act(改善)
Google先生に聞いてみると、介護は人の命を預かることから、1つの失敗が、結果的に利用者(介護サービスを受ける人や関係者)に大きな影響を与える可能性が小さくありません。
SPDCAは、介護の他にも農業などの分野でも使われているようです。
このため、小さな失敗を改善していく進め方ではなく、事前に入念な調査をすることで、改善が不要と考えられるような計画を立て進めることが必要になります。
SPDCAのイメージ
PDCAは、
P(計画)>D(実行)>C(確認)>A(改善)
を繰り返すことで、改善していきます。
SPDCAの場合は、1つのPDCAを回す前に、入念な調査(Survey)を行いますので、
S(調査) → P(計画)>D(実行)>C(確認)>A(改善)
のイメージになると考えています。
補足すると、
- 入念な調査(S)を行った後、PDCAを繰り返す。
イメージです。
SPDCAが必要な理由
SPDCAが必要となる理由は、
- 医療機器のQMSであるMD-QMS
- 航空宇宙のQMSであるISO9100
では、
- 失敗や不具合の未然防止を重視する。
- 提供する製品やサービスの品質を長期的に維持できる。
ようにするため、
- QMSの要求事項がISO9001と比べるとより具体的な要求となっている。
ことと同じではないかと考えています。
まとめ
ISO9000の 品質マネジメントシステムのPDCAは、
- Plan(計画)
- Do(実行)
- Check(確認)
- Action(改善)
のことです。
最近、PDCAに調査(Survey)のSを加えたSPDCAというものを知りました。
介護などの分野で使われているようです。
ここでは、PDCAに調査(Survey)のSを加えたSPDCAについて、以下の項目で説明しました。
- PDCAとは
- SPDCAとは
- SPDCAのイメージ
- SPDCAが必要な理由