ここでは、「環境マニュアル」の
10. 改善(業務の改善)
についてまとめています。
「環境マニュアル」の目次は、以下をご参照ください。
環境マニュアル
環境マニュアルも品質マニュアル同様、導入する会社や適用範囲に合わせて作るものです。すでに公開している品質マニュアルと関連規定と同じ様に、20名程度のモノづくりメーカーを想定して環境マニュアルを作り公開しています。
10.改善(業務の改善)
10.1 一般(改善の目的)
環境マネジメントシステムの意図した成果を達成するために、改善の機会(「10.2不適合及び是正処置」)を定め、実施する。
10.2 不適合及び是正処置(不適合の処置と再発防止策)
顕在及び潜在の不適合に対応するため、又、是正処置をとるための手順を以下に定める他、「不適合品処理規定」、「是正処置規程」により実施し、維持する。
(1)環境マネジメントシステムの不適合
- 内部監査で不適合と指摘された事項
- 外部審査で不適合と指摘された事項
- 環境目的・目標から逸脱した事項
- 利害関係者からのクレーム
- 行政からの改善指導
- 法規制及び自主規制値から逸脱した事項
- 行政への届け出遅延
(2)手順
監視・測定及び環境マネジメントシステム監査及び審査の結果、不適合が発生した場合及び発生が予測される時は、これを是正若しくは予防するため、及び環境影響を軽減するため、関連部署は環境管理責任者と協議しながら処置を行う。
これらの是正処置は問題の大きさ及び環境影響に対応する規模のものとする。
(a)不適合を特定し、修正し、それらの環境影響を緩和するための処置をとる。
(b)不適合を調査し、原因を特定し、再発を防ぐための処置をとる。
(c)水平展開の必要性を検討し、他のところでの発生を防ぐために、立案された適切な処置を実施する。
(d)とられた是正処置の結果は、環境記録として保管する。
(e)とられた是正処置の有効性をレビューする。
(2)是正に伴う文書の改訂
この不適合の是正処置に伴う変更点については、必要に応じ環境マニュアル及び関連規定等に反映させる。
10.3 継続的改善(継続的な改善活動)
下記の事項を通じて得られた情報を検討し、環境マネジメントシステムの適切性、妥当性及び有効性を継続的に改善する。
(1)マネジメントレビューからのアウトプット
(2)分析及び評価の結果
まとめ
ここでは、「環境マニュアル」の
10. 改善(業務の改善)
についてまとめました。