ここでは、「環境マニュアル」の
5. リーダーシップ
についてまとめています。
「環境マニュアル」の目次は、以下をご参照ください。
5. 組織の状況
5.1 リーダーシップ及びコミットメント(社長の役割)
社長は、次の事項により環境マネジメントシステムに関するリーダーシップおよびコミットメントを実証する。
(1)環境マネジメントシステムの有効性について説明責任を負う。
(2)環境方針を策定し、各部署に環境方針に基づいた環境目標の設定を行うように指示する。
(3)当社の事業プロセスと環境マネジメントシステム要求事項を統合させる。
(4)環境マネジメントシステムの継続的改善のため、必要な経営資源(要員、教育訓練、設備改善等「7.支援」参照)を利用できるようにする。
(5)法規制等を満たすことはもとより、有効な環境マネジメント、及び、環境マネジメントシステム要求事項への適合の重要性を営業会議等で周知する。
(6)環境マネジメントシステムがその意図した成果を達成することを確実にする。
(7)環境マネジメントシステムの有効性に寄与するよう人々を指揮し、支援する。
(8)継続的改善を促進する。
(9)各部署の管理者(部署長)が、それぞれの責任の領域において、積極的にリーダーシップを発揮するように支援する。
5.2 環境方針(環境方針の決定と周知)
社長は、当社の環境方針を定め、環境マネジメントシステムの定めた範囲で、環境方針が次の事項を満たすことを確実にする。
(1)当社の目的、活動、製品、及び、サービスの性質、規模及び環境影響に対して適切であること。
(2)環境目標の設定、及び、レビューのための枠組みを与えること。
(3)継続的改善、及び、汚染の予防、環境保護に関する決意を含むこと。
(4)当社の環境側面に関係して、法規制等を含む順守義務を満たす決意を含むこと。
(5)環境方針が確実に実行され維持するため、マネジメントレビュー、又は、必要に応じて環境方針の見直しを行い、必要な場合改訂する。
(6)当社で働く又は当社のために働く全ての人に周知するため、各部署で説明を行い、掲示する。
(7)一般の人が入手可能であるように、ホームページで環境方針を公開する。
5.3 組織の役割、責任及び権限(社長の役割・責任・権限、環境管理責任者の責任・権限)
5.3.1 社長の役割、責任及び権限
社長は、環境マネジメントシステムを確立し、実施し、維持し、改善するために不可欠な資源を確実に利用できるようにする。
この資源には、人的資源及び専門的な技能、組織のインフラストラクチャー、技術並びに資金を含む。
責任及び権限を「表5-1 主要業務の責任と権限」に組織を「組織図」に示す。
5.3.1.1 環境管理責任者の任命
社長は、効果的なマネジメントを実施するため、環境マネジメントシステムの環境管理責任者を任命し、他の責任と関わりなく次の事項について責任と権限を与える。
(a)環境マニュアルに従い、環境システムに必要なプロセスを確立し、実施、維持を行う。
(b)環境マネジメントシステムのパフォーマンス(実施状況)、及び、改善の必要性の有無について、随時社長に報告する。
(c)社内コミュニケーション及び教育・訓練を通じて、組織全体に顧客要求事項に対する認識を深めさせる。
(d)環境システムに関する事項について、外部(審査登録機関を含む)との連絡窓口を担当すること。
5.3.2 環境管理責任者の責任及び権限
環境管理責任者は、次の事項に関する定められた責任及び権限を、他の責任に関わりなく持つ。
(a)環境マニュアルに従って、環境マネジメントシステムが確立され、実施され、 維持されることを確実にする。
(b)改善のための提案を含め、レビューのために、社長に対し環境マネジメントシステム のパフォーマンスを報告する。
(c)5.3.1について、社長を補佐する。
まとめ
ここでは、「環境マニュアル」の
5. リーダーシップ
についてまとめました。