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「環境マニュアル」:8.運用(行動、日々の業務)

環境マニュアル 運用 環境マニュアル

ここでは、「環境マニュアル」の

8. 運用(行動、日々の業務)

についてまとめています。

「環境マニュアル」の目次は、以下をご参照ください。

環境マニュアル
環境マニュアルも品質マニュアル同様、導入する会社や適用範囲に合わせて作るものです。すでに公開している品質マニュアルと関連規定と同じ様に、20名程度のモノづくりメーカーを想定して環境マニュアルを作り公開しています。
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8.運用(行動、日々の業務)

8.1 運用の計画及び管理(運用ルールを決める)

(1)次の項目について、プロセスを確立し、実施し、管理し、かつ維持する。

(a)環境マネジメントシステム要求事項を満たすこと

(b)リスク及び機会への取組

(c)著しい環境側面への取組

(d)順守義務

(e)環境目標達成のための取組

(2)(1)(a)~(e)のプロセスの変更や、運用により意図しない問題が発生した場合、その結果をレビューし、必要に応じて環境影響の緩和を行う。

(3)環境影響評価の結果より、要求事項の伝達が必要な資材供給業者、協力会社、廃棄物処理業者等の供給業者及び請負業者について、その管理又は影響を及ぼす度合いを管理する。

伝達した記録は環境記録として保管する。

(4)ライフサイクルの視点に従い、次の事項を行う。

  • 製品開発において製品アセスメントを実施する。
  • 必要に応じて仕入先又は協力工場に対して環境上の要求事項を決定し、伝達する。
  • 製品の輸送、配送から使用、使用後の処理、最終処分の段階において、顧客・利用者に伝えるべき著しい環境影響事項がある場合は事前に検討して実施する。

8.2 緊急事態への準備及び対応

環境に影響を与える可能性のある、潜在的な緊急事態及び事故を特定する。

それらにどのように対応するかの手順を以下に定め、実施し、維持する。

(1)策定手順

環境管理責任者は、環境影響評価に基づき手順書が必要な緊急事態を特定し、関連部署に手順書の作成を依頼する。

関連部署は事故、緊急事態についての準備、対応の手順書を策定する。

手順書は事故、緊急事態の発生後及び必要に応じて見直し改訂を行う。

(2)対応

事故、緊急事態の発生時には、手順書に基づき対応し、それらに伴う有害な環境影響を予防又は緩和する。

対応の内容は記録し、環境記録として保管する。

(3)行政窓口等への報告

特に必要な場合は、環境管理責任者は関連する行政窓口等への報告・伝達を速やかに行う。

(4)手順の見直し

環境管理責任者は、定期的テストの後に、緊急事態への準備及び対応手順をレビューし、必要に応じて改訂する。

事故又は緊急事態の発生の後にも同様にレビューし、必要に応じて改訂する。

(5)定期的テスト

環境管理責任者は、環境側面抽出及び影響評価の結果抽出された緊急時の環境側面について、定期的テストの必要性を判断する。

必要と判断した環境側面について、事故、緊急時の手順を定期的にテストする。

テストの実施内容は記録し、環境記録として保管する。

(6)緊急事態発生時の対応フロー

主管部署:●  関連部署:○

プロセス 主な対応 発見者 発生部署 環境管理責任者 社長

社外

(行政窓口等)

緊急事態発生 部署長に報告      
応急処置 応急処置の実施        
  環境管理責任者に報告      
  社長に報告      
処置・対策 処置・対策の検討    
  行政窓口への報告    
  社外への情報公開    
まとめ 報告書作成    
  手順書等の見直し      
  規定等の見直し      

まとめ

ここでは、「環境マニュアル」の

8. 運用(行動、日々の業務)

についてまとめました。

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