人それぞれ皆違うように、考え方も人それぞれです。
身近な人からは、独特の考え方と思われているらしい博士(はかせ)の迷言かもしれません。
「こんな人もいるのか」、「いろんな考え方があるな」といった軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです。
積極的にあきらめる。
「あきらめる」という言葉は、どちらかというとネガティブなイメージが強いかと思いますが、時には「積極的にあきらめる」考え方をした方がよい場合があると考えています。
自分ではどうにもならない時には有効な考え方だと思っています。
「あきらめなさい」いう意味ではなく、「今はあきらめる」ということです。
私の受験について振り返ってみると「積極的にあきらめる」ことも少なからずありましたが、大抵は良い方向に進んでいたと思います。
ただし、暗記についてだけは、積極的にあきらめてはいけなかったように思うこともたまにあります。
暗記は大学入試が終わった時からやめていたので、もともと不得意だったのが完全に苦手になりました。
以下、学校や会社内での試験には必須の暗記についての思い出です。
修士課程(大学院)受験
修士課程(大学院)の受験では、何が何でも合格したかったので必死で覚えようとしました。
幸い暗記試験だけではなかったので修士課程に進むことができました。
技術者向けの専門コースでの試験
技術者向けの専門コースでも試験はありました。
理解した内容を説明することは得意なのですが、いかんせん試験は暗記しないことには点がとれないのです。
機械的な仕組みについても単品の部品レベルは何とかなりましたが、2次元でも組み合わせたり、3次元の動きになってくるともうお手上げでした。
どうもCAD、特に3D CADになじめないのも、この辺に原因があるのかもしれません。
今は、3Dプリンタも使える時代となっているので、モデルがつくれるといろいろと楽しみが広がりそうなのですが。
エンジンとかミッションなどモノは好きでしたが、苦手なものはどうにもならず、特に実習はひどい結果に終わっていたと思います。
昇任試験
昇任試験を受けたことがあります。
勉強はしていたのですが、とにかく覚えられない。
「てにをは」だけでなく、「、」や「。」の位置が違っていても減点となる。
自分で理解した言葉で回答を書くと見事に減点というか点にならない。
もうどうにもならなかった覚えがあります。
決して手を抜いていたわけではないのですが、覚えられないのです。
気づき(反省)
今更ですが、暗記力は積極的にあきらめない方が、将来の選択肢の幅が広がったり、別の道につながったのかもしれません。
それでも「積極的にあきらめる」ことが必要だと考えているのは、身近な人に「スーパーポジティブな考え方をする」と評された私の個性なのかもしれません。
以上、独特の考え方をしていると言われる博士のつぶやきでした。