安全管理の参考:シフト生産(日勤と夜勤)の製造管理

「安全衛生管理マニュアル」の補足資料です。

「安全管理の参考」のうち、シフト生産(日勤と夜勤)の製造管理についてまとめています。

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1. シフト生産(日勤と夜勤)における製造管理のポイント

1.1 シフト生産(日勤と夜勤の管理)

シフト生産において、日勤と夜勤とで同じ生産数量と品質を維持することは難しい問題の1つであり、様々な取組みが行われています。

シフト生産においては、作業者に決められたルールを守らせることが重要です。

シフト生産における製造管理上のポイントを以下に列挙します。

(1)日勤と夜勤との引き継ぎ

日勤と夜勤との引継ぎにおいて、通常生産と異なる事項(例えば、大事な品質情報や特急品の依頼など)が伝わらず、問題が発生するケースがあります。

引き継ぎには、ミーティング、台帳、掲示板を使う方法がありますが、根本的な原因として基本的なコミュニケーションが悪いことにより発生する引き継ぎミスである場合が多いようです。

(2)夜間の管理者配置

夜勤では、日勤と同じ作業者を維持しながら管理者、監督者が少なくなるため、日勤と同じ方法では、細かい管理ができないことにより問題が発生しがちです。

(3)管理者・監督者の判断基準

台風で多くの作業者が欠勤した、機械が故障した、材料が切れたなどの突発問題の際に、どこまでが自分で判断して、どこからが上司に電話して指示を仰ぐのかの基準を不明確なため、人により判断がバラバラで混乱してしまうことがあります。

(4)規律が乱れがちである

夜勤では日勤に比べ人の目が減ることもあり、帽子を被らない、手袋をしない、静電気防止バンドをしない、靴のかかとを踏んでいる、私語が多い、食事等を持ち込む、トイレに行く人や出歩く人が多いなど基本的な規律が乱れがちです。

(5)作業標準を守らない

夜勤では仕事を早く済ませて休み時間を多めに取る傾向があると言われています。

加工工程は短縮できませんが、検査工程は飛ばしても分からないため、規定の検査が行われない、工程内検査員では良否を判断できない場合、翌日まで製造を続けつぃまうことがあります。

また、1個流しをしないでバッチで(まとめて)生産して早めに仕事を終える、作業標準書や限度見本を使って確認(工程内検査)をしない、チェックリストを都度付けない(まとめて記入する)など手抜きが発生するケースあります。

1.2 夜勤管理の改善のポイント

(1)夜勤は特殊との雰囲気を無くす

夜勤の管理不足には「夜勤は眠いのだから、ある程度のことは許される」との甘えが管理・監督者と作業者双方にあるため、これを断ち切るのが改善の第一歩になります。

夜勤は辛いと言われていますが、それを認めてしまうと管理が崩れます。

「夜勤は眠いので同じ管理は無理です」との声には、「眠いのは個人の生活の管理が出来ていないからだ。会社の問題ではない」等、あくまでも日勤と同じ管理を要求してそれを当たり前としていきます。

例えば、日勤と夜勤とで製品品質(外観)に差があった場合、お客様に何と言い訳をするのでしょうか・・・。

具体的には夜勤の管理者や現場リーダーを集めて夜勤の問題点をディスカッションさせながら、自分たちでどのように改善するか話し合わせるなどの意識づけを行う方法もあります。

(2)データの管理を徹底する

夜勤で生産数量や品質のおかしいラインの担当者の名前が明確に分かるようにする。

毎回、呼び出して徹底的に、生産数量や品質について、質問・確認をする。

場合によっては問題のあるラインを他のラインの監督者に見させたりするなど相互監視体制を取らせるケースもあるようです。

まとめ

ここでは、「安全管理の参考」のうち、シフト生産(日勤と夜勤)の製造管理についてまとめました。

はかせ

ISOを学ぶきっかけは、知り合いの社長さんからのISO認証取得の相談からでした。
品質マネジメントは、会社をよくするツールであり、チームやプロジェクトにも使えるよくできた仕組みです。

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