品質マネジメントのうち製造については、ISO9000シリーズの要求事項に関することは、「品質マニュアル」と「製造管理規定」にまとめています。
「製造設備等管理標準(ガイドライン)」の作業安全心得の「非定常作業時の注意事項」についてまとめています。

非定常作業は、いわゆるベテランが行うことになっている場合が多いでのでしょうが、ベテランが不在の時に必要な場合もありがちです。
そのような場合について、事前に洗い出し、どうするかを現場内で共有することから始めてはいかがでしょうか。
5. 非定常作業時の注意事項
その時、その時によって作業手順の違う作業を非定常作業と呼びます。
作業環境や作業条件が違うため、前もって手順の用意をしておくことができない(難しい)ため、自己流の作業をとりがちとなり、定常作業に比べケガが多いと言われています。
非定常作業を行う場合の注意点を以下に示します。
(1)上司の指示(作業のやり方)をよく聞き、疑問に思うことは質問し、納得すること。
疑問に思ったまま、自分の思い込みで判断しないことが重要です。
(2)分からないこと、不安に思うことなどは、そのままにしておくと、どんどん大きくなってしまいます。
そのままにせず、すぐに先輩や上司に相談すること。
(3)作業にかかる前に作業場所の安全を確認すること。
例えば、指差呼称で確認するのも1つの方法です。
(4)個々の作業動作は、安全基準を守り確実に行うこと。
やりにくい、危ないと感じたら、作業を中止し、上司に申し出て指示を受ける。
決してムリ・ムチャをしてはならない。

現場で、聞きやすい、相談しやすい環境づくりもポイントです。
まとめ
品質マネジメントのうち製造については、ISO9000シリーズの要求事項に関することは、「製造管理規定」にまとめています。
「製造設備等管理標準(ガイドライン)」の作業安全心得の「非定常作業時の注意事項」についてまとめました。