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「品質マニュアル3.0」:10.改善(業務の改善)

品質マニュアルと規定

ここでは、「品質マニュアル3.0」の

10.改善(業務の改善)

についてまとめています。

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「品質マニュアル3.0」

「品質マニュアル3.0」の目次は、以下をご参照ください。

「品質マニュアル3.0」と関連規定一覧
「品質マニュアル」と関連規定へのリンクをまとめています。品質マニュアルと関連規定は、単なるサンプルではなく、モノづくりをしている小規模の会社(メーカー)を想定して具体的に作っています。

10.1 一般(改善の目的)

顧客要求事項を満たし、顧客満足を向上させるために、改善の機会を明確にし、選択し、また、必要な取組みを実施する。

これには、次の事項を含める。

a)要求事項を満たし将来のニーズ及び期待に取り組むための、製品及びサービスの改善

b)望ましくない影響の修正、防止又は低減

c)品質マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性の改善

10.2 不適合及び是正処置(不適合の処理と再発防止対策)

10.2.1 不適合発生時の処置(対策の流れ)

苦情から生じたものを含め不適合が発生した場合、「不適合品処理規定」に従い対処し、修正するための処置をとる。

その不適合が再発又は他のところで発生しないようにするため、不適合をレビュー・分析し、原因、類似の不適合の有無、又はそれが発生する可能性を明確にし、不適合の原因を除去する処置をとる必要性を評価し、その処置を実施する。

是正処置は、検出された不適合のもつ影響に応じたものとし、「是正処置規定」に定める。

是正処置の有効性をレビューし、必要な場合には、計画の策定段階で決定したリスク及び機会の更新、品質マネジメントシステムの変更を行う。

10.2.2 文書化した情報の保持(対策の記録)

不適合の性質(特徴)及びそれに対してとったあらゆる処置、及び是正処置の結果について、文書化した情報を保持する。

不適合や是正処置の記録は、表計算ソフトなどを使いリスト管理しておくと、後日類似の事象などを調べるのに有効です。
リスト管理は、項目数を欲張らずデータをためながら使いやすいリストにしていくことがポイントです。

10.3 継続的改善(継続的な改善活動)

品質方針、品質目標、監査結果、データの分析、是正処置及びマネジメントレビューを通じて、品質マネジメントシステムの適切性、妥当性及び有効性を継続的に改善する。

継続的改善の一環として取り組む必要性又は機会があるかを明確にするため、分析及び評価の結果、及びマネジメントレビューからのアウトプットを検討する。

まとめ

ここでは、「品質マニュアル3.0」の

10.改善(業務の改善)

10.1 一般(改善の目的)

10.2 不適合及び是正処置(不適合の処理と再発防止対策)

10.3 継続的改善(継続的な改善活動)

についてまとめました。

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