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品質マニュアルと関連規定を公開した理由

ISO導入・見直し

このブログでは、製造業を対象に20名規模のモノづくりメーカーを想定して作成した品質マニュアルと関連規定を公開しています。

ここでは、品質マニュアルと関連規定を公開した理由についてまとめています。

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ISO9001(品質)との出会いから

プロフィールにも書いていますが、ISO9001(品質)認証取得の相談を受けたことがきっかけとなり、審査員講習を受け数社のQMS導入のお手伝いをさせて頂いたり、実際に認証取得企業でのQMSの運用実態を見てきました。

よくできたマネジメントの仕組みだと考えているQMSですが、経営との統合以前に、ISOという何か特別なルールがあると思われ、ISO9001の顧客満足、PDCAやプロセスアプローチが形式的なものになっていたり、書類さえあればよい、審査さえ通ればよいとする実態などを見ることになり残念に思っています。

かなり乱暴な説明だとは思いますが、「品質マネジメントとは何ですか?」という質問には、次の様に答えています。

はかせ
はかせ

品質マネジメントシステムとは、ビジョン(ありたい姿、イメージ)があり、「顧客満足」を高めるために、「継続的に改善」していくことです。そのための取り組み方として「プロセスアプローチ」を使っています。

コスト(人もお金も時間も)かけているISOです。

はかせ
はかせ

ISO(品質)を認証の取得と維持で終わらせず、マネジメントレビューや内部監査を積極的に利用してみてはいかがでしょうか?

ISO9001の要求事項は特別なことが要求されているわけではないのですが、

  • 要求事項を満たすのは品質マニュアルでクリアしている。
  • 要求事項を満たすためのルールは、規定等にまとめている。

場合が、ほとんどです。

つまり、次のものがないと、改善しようにも出発点となる現在地やどこに進もうとしているのかも分からないのです。

  • 社長のビジョン(経営利点や経営方針)あっての品質方針、品質目標
  • 品質マニュアルでは、ISO9001の適用範囲(会社組織図)、会社全体の仕事の流れ(QMS体系図)
  • ISO9001を運用するための規定

さらに、中小企業でコンサルを使ってISO9001を導入した場合に多いのが、

ISO9001:1995版でしかも大企業向けのものに手を入れたのではないかと思われる、会社規模にあっていない規定や記録(帳票)を見ることも少なくありません。

そこで、製造業の20名規模のモノづくりメーカーを想定して、品質マニュアルと関連規定を公開することで、自社にあった品質マネジメントシステムを導入し、ISO9001のよくできた仕組みを利用して会社をよりよくして欲しいという思い、まずは、品質マニュアルづくりから始めました。

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品質マニュアルの全文を公開した理由

品質マニュアルは会社により様々ですし、形式的なものを公開しても意味がないと考え、当初は目次ページのみでしたが、その後全文を公開しています。

ISO9001:2015版品質マニュアルとPDCA
ISO9001:2015の品質マニュアルと関連規定、品質マニュアルの目次を使い、ISO9000シリーズの要求事項にPDCAが組み込まれていることを説明しています。

経営者ではない私ですが、私が思う「使える品質マニュアル」、「わかりやすい品質マニュアル」を形にしてみようと思うことが多くなり、少々時間はかかりそうですが作ってみようと思っていました。

ひとまず、品質マニュアルのみを対象に、20名程度のメーカーを想定したマニュアルを作りはじめ、公開しています。

なお、組織図や品質マネジメントシステム(QMS)体系図は、20名程度のモノづくりマーカーを想定することにしました。

品質マニュアルに合わせ、各種規定や安全衛生に関しても公開しています。

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まとめ

このブログでは、製造業を対象に20名規模のモノづくりメーカーを想定して作成した品質マニュアルと関連規定を公開しています。

ここでは、品質マニュアルと関連規定を公開した理由についてまとめました。

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