モノづくりメーカーの新メンバーとして仲間に加わると、内容や進め方は会社により様々ですが、新入社員研修を受けます。
まずは、いわゆる人事や総務から会社員として最低限知っていないと困るルールや手続きから始まり、その会社の基本的な社員教育、そして、営業や技術など各職場向けの教育と段階的に進んでいきます。
ここでは、新入社員研修(中東採用含む)について、自社で働くために必要な知識、次に、品質管理の基本教育の2段階に分けて説明します。
「はじめてのモノづくり ここからはじめる品質管理」のKindle本を出版しました。
Amazonへ:「はじめてのモノづくり ここからはじめる品質管理」
新入社員研修
新入社員研修でも使えるようにしておきたいものです。
- 品質マニュアルの組織図とQMS体系図
- 営業や設計・開発、製造などの業務規程の業務フロー
研修後の質問「当社について理解できましたか?感想を書いてください。」
入社前・後や教育の前後の他、1か月、3か月、半期、1年後に聞いてみては?
はじめての品質管理教育:テキスト
品質管理教育について考え始めた理由
モノづくりが初めての方向けの品質管理教育について考え始めたきっかけは、偉い方から「モノづくりがはじめての社員に、品質や品質管理について教えるのにQC検定を考えているがどうだろうか?」と電話で聞かれたことに始まります。
新しい事業所を立ち上げて数年、業務は何とか回せるようになったものの組立や出荷に関するクレームは減るどころか繰り返されるばかり、クレーム発生時や内部監査などの機会を利用して現場で話を聞いていると、モノづくりや品質管理について知らないようだとうすうす感じていた頃でした。
そこで、モノづくりに必要な品質管理についてまとめたのが以下のページです。
ところが、実際に教育をはじめようとすると、品質管理についての入門書の様なものがなく、「QC検定4級の手引き」でさえ、そこに使われている用語は難しく、しかも想定されているのが自動車関連のモノづくりのようで、これから取り組むには敷居が高過ぎることに気づきました。
そこで、モノづくりメーカーとして、20名程度で、簡単な加工・組立、出荷をしている現場向けに、1回30分の教育を5回で行うテキストを作成しました。「はじめてのモノづくり ここからはじめる品質管理」には付録としてまとめています。
Amazonへ:「はじめてのモノづくり ここからはじめる品質管理」