ISO9001:2026版のFDISが承認され、2026年9月に発行予定となりました。
ここでは、
- JISC(日本産業標準調査会)による意見受付公告
- 参考にしている書籍
- 品質マニュアルと規定類の見直しの進め方
について説明します。
JISC(日本産業標準調査会)による意見受付公告
ISO9001:2026の日本語版ともいえるJISQ9001:2026とJISQ9000:2026のJISC(日本産業標準調査会)による意見受付公告がはじまっています。
ドラフト版が公開されたので早速目を通していますが、要求事項に大きな変更はないといいつつ、品質マニュアルと規定類の改訂を考えるとなかなか手強そうな感触です。
JISQ9000と9001のドラフト版のタイトルは以下の通りです。
- JISQ9000:9999(ISO9000:2026) 品質マネジメント-基本及び用語
- JISQ9001:9999(ISO9001:2026) 品質マネジメントシステム-要求事項

JIS版は2026年12月に予定通り発行されそうだと思っています。
JIS版として発行されるISO9001:2026とISO9000:2026は、ドラフト版との違いがあってもおかしくありませんが、品質マニュアルと規定類の見直しをどのように進めるか検討するには十分な情報です。
ドラフト版は一通り目を通しただけですが、意外に手強そうな感じがします。
コツコツ、繰り返し、何度か試行錯誤しながら改訂準備を進めることになりそうです。
参考にしている書籍
参考書籍は、FDIS(最終国際規格案)の内容ですが、以下の本を購入してみました。
- ISO 9001:2026 規格改訂のポイント 国府保周(著)


規格の理解を深めたり、内部監査員教育について考える参考にはなりそうです。
品質マニュアルと規定類の見直しの進め方
実際に品質マニュアルと規定類の見直しをする際には、要求事項の理解というよりは、要求事項をいかに実現するかという視点がポイントになってきます。
ドラフト版と「ISO 9001:2026 規格改訂のポイント」を一通り読んでみて、感じていることを説明します。
文書管理については、要求事項の文言は変わっていますが、求められていることは同じなので、改訂作業で済みそうなイメージです。
かなり手強いなと思っているのが、認識に関することです。
例えば、品質文化や倫理的行動そのものは、企業理念やガバナンス的な面なので、落としどころをどうするかは悩ましいのですが、何とかなりそうだと考えています。
かなりやっかいな課題になるのではと思っているのは、例えば品質文化や倫理的行動について、社員一人一人が自分事としてどのようなものか自分で説明できること、つまり、「認識」をどのように実現するかや目指すかということです。

自分の頭の中でもまだ整理がついていない、ISO9001:2026版での「認識」の扱いについては、試行錯誤しながら落としどころを探っていくことになりそうです。
ISO9001:2026は大きな変更はないとは言われていますが、要求事項に正面から取り組もうとすると、求められているのは2015年版からのレベルアップになるので、どの様に実現するかを考えると悩ましいなと感じています。
2026年8月末現在、ISO9001:2015版から2026版への移行期間は3年ありますが、3年間という期間を利用して2015版のQMSから2026版QMSに移行する前提で、品質マニュアルと規定類の改訂をしていこうと考えています。
まとめ
ISO9001:2026版のFDISが承認され、2026年9月に発行予定となり、JIS版の意見受付公告がはじまりドラフト版が公開されました。
ここでは、2026年8月末現在、以下について思うことを含め説明しました。
- JISC(日本産業標準調査会)による意見受付公告
- 参考にしている書籍
- 品質マニュアルと規定類の見直しの進め方
